香川県には不思議な石があります。
木づちなどでたたくと“カンカン”という心地よい音色が出ることから
地元の人は『カンカン石』と親しみを込めて呼んでいます。


「サヌカイト」について


瀬戸内海国立公園「五色台」周辺に産する霊石、
通称「カンカン石」は、叩くと美しく澄み切った不思議な音色がします。

地球上でも稀なこの霊石に、ドイツの地質学者
ヴァイシンシエンク博士は感動をもって
この讃岐の石に「サヌカイト」と学名を付しました。

サヌカイトは地質学関係書によると、
1,350万年ほど前の新生紀第三瀬戸内火山活動によって
噴出した特異な溶岩(非顕晶質古銅輝石安山岩)で、
顕微鏡で観察すると極めて細粒緻密で高い硬度を持ち、
ガラス質や磁鉄鉱に富み、斜長輝石・ザクロ石・黒雲母・石英・
カリ長石等の外来結晶を含む石と記載されています。


自然が作り出した最高の楽器

音の鳴る石「サヌカイト」は、世界中でも香川県以外
ほとんど採れない極めて希少な天然鉱石です。

削ったり磨いたりすることで、音色が変わります。
水晶と同じ硬度「7」で、叩くと妙音を発して、
シータ波により癒し効果をもたらします。

第18回東京オリンピック開会式の折に奏でられ、
サヌカイトの音色は世界的にも有名となりました。

※ サヌカイトからマイナスイオンが放出されていることが証明されています。

 

時空を越えて 音色をつなぐ

音の鳴る石「サヌカイト」は、世界中でも香川県以外ほとんど採掘されない希少な天然鉱石です。

水晶と同じ硬度7で、叩くと妙音を発して、シータ波により癒し効果をもたらします。また、削ったり磨いたりすることで、音色が変わります。

古事記と日本書紀の中にも記述があるほど歴史は長く、約50年前の東京オリンピック開会式では唯一無二の音色を響かせて世界的にも有名となりました。

「サヌカイ陶琴」とは

約1,400万年前、噴火した溶岩が急激に冷えて「硬度7」という水晶と同等の岩石ができ、石器時代には矢ジリや石包丁として使用されました。

叩けば神秘的な音色を発する特異な石であり、中でも楽器として使用できる原石は極めて希少価値を有するものとなりました。

約40年前、お遍路さんが「カンカン石を粉末にして粘土と混ぜた陶器」の作り方を教えてくれました。後に、楽器として完成したのがこの「サヌカイ陶琴」です。

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